英会話を学ぶとなると、どんな方法を思い浮かべますか?
今なら多くのスマホアプリもありますが、モチベーション維持や上達しているのか自分ではわからず不安になる方も多いはず。
そのため、実際に人と英語を話しながら上達したいと考える方も結構おられます。
オフラインで英会話を学ぶスタイルはいくつかありますが、特に誤解されやすいものに、「英会話カフェ」と「カフェ英会話」があります。
ネット検索をしても、検索結果に両方が入り混じって出てきます。
「英会話」と「カフェ」の順番が違うだけなので同じようなものかと思っておられませんか?
ここでは、そんな方に「英会話カフェ」と「カフェ英会話」の違いを簡単にご説明します。
まずは「英会話カフェ」から。
・場所
カフェなどのスペースの一部に専門のスペースを設けたり、カフェ全体を貸切ったりして、
そこで英語を話す機会を提供しています。
参加料が必要な場合や飲み物代にいくらかの追加料金が必要な場合もあります。
・形式
グループでのフリートーク形式のものが一般的です。トピックが決まっていて、それに沿って会話を進めたり、ただ雑談を楽しむカフェもあります。 ネイティブスピーカーが参加し、話を盛り上げたり、表現などを教えてくれる場合もあります。
多くの参加者が見込まれるケースでは、予約が必要となったり、自己申告した英会話のレベルに基づいて、初級、中級、上級などにグループ分けされることもあります。逆に参加者が少ない場合には、レベル関係なしに1つのグループで会話を進めることになります。
また、カフェのオーナーや従業員がネイティブスピーカーで、英語を話しながら飲み物や食事を楽しむスタイルのカフェもあります。このような英会話カフェでは、多くの場合、特に英会話の時間を設けていません。
・目的
細かい文法の間違いや発音などを教えてもらうというよりは、日常会話の練習や外国の文化に触れるなど、気軽に英語に触れることができるのが特徴です。
・特徴
基本的に会話がコントロールされることはないので、積極的に話せる人は多く話すことができ、逆に控えめな人は聞き役になってしまい、発話量が少なくなってしまう傾向にあります。グループでの会話だと、どうしてもある程度の英語力・英会話力の差がでてくるので、どちらかといえば英語レベルの中級〜上級の方に向いています。
次に、「カフェ英会話」です。
英会話パスポートは「カフェ英会話」です。
・場所
通常のカフェの客として、飲み物を楽しみながら英会話レッスンを受けます。 英会話は教室で受けるレッスンが多いですが、カフェ英会話では、教室の代わりにカフェでレッスンを受けるといったイメージです。
・形式
マンツーマンレッスンや少人数グループレッスンなどの形式があります。講師はネイティブスピーカーだけでなく、英語を話せる日本人講師の場合もあります。レッスンの内容は、多くの場合、受講者のレベルや目的に合わせてカスタマイズされます。
・目的
より体系的な英語学習をしたい人や、自分のペースで学習を進めたい人に向いています。
また、旅行英会話、日常英会話、接客英会話、ビジネス英語、TOEICや英検などの準備、海外駐在や留学の準備など、特定の目的があり英会話を学びたい人に向いています。 また、英語を間違ったときに、どれくらい訂正して欲しいのかを先生に伝えておけば、先生が適時、訂正やアドバイスをくれます。
・特徴
マンツーマンの場合はもちろんのこと、少人数のグループの場合でも会話を先生がコントロールするので、英会話に自信のない人もしっかりと話す量を確保できます。そのことから、できる限り英語を話したい、あるいはもっと正確に英語を話したいと思っている中級〜上級者や、どうやって英語を学べばいいのかよくわからない初心者に向いています。
英会話カフェ |
カフェ英会話 (英会話パスポート) |
|
場所 | カフェの専用スペース、または貸切ったカフェ | カフェの席を通常利用 |
形式 | グループでのフリートーク | マンツーマンレッスンや少人数グループレッスン |
講師 | 講師はおらず、進行役 | ネイティブスピーカー、日本人講師 |
内容 | フリートーク | 講者のレベルや目的に合わせカスタマイズ |
目的 | 気軽に英語に触れる、日常会話の練習 | 体系的な英語学習、特定の目的達成 |
特徴 | 積極的に英語を話せる人向き | 先生が会話をコントロール、初心者でも安心 |
対象 | 中級〜上級者 | 目的を持って英会話を学びたい初心者〜上級者 |
これまでの説明で、「英会話カフェ」と「カフェ英会話」の違いを理解いただけましたか?
ご自身のご希望や目的に合わせて、使い分けて英会話力をアップさせていきましょう。